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今月のヒント:シンボル塗りつぶしに塗りつぶしを使う

「今月のヒント」は、インターナショナルのコミュニティで毎月公開されている「Tip of the Month」を翻訳してお届けしています!
Tip of the Month(今月のヒント) は、インターナショナルのコミュニティで投稿されているものから、モデレータメンバーがよいTips! と選んでいるものです。
海外のユーザーの使い方が、日本のユーザーのみなさんにもヒントになるのでは?と思っています。
※原稿内容はオリジナルページに合わせていますが、できるだけインターフェイスの画像は、Archicad日本語版にしています。が、今月はとりいそぎ英語版のままで公開します。後ほど日本語版のインターフェイス画像に差し替えますので、少々お待ち下さい。(内容は英語版でもおわかりいただけるとは思います!)


今月のヒントは、偶然の発見から生まれました。@Laszlo Nagy さんが、シンボル塗りつぶしの定義中に、線やホットスポットと一緒に塗りつぶしを選択したところ、Archicadが問題なく受け入れたのです。これは標準的な使い方としてはドキュメント化されていませんが、カスタム塗りつぶしパターンの設計において、便利な新しい可能性が広がります。


どういうこと?

シンボル塗りつぶしは、ハッチングや2Dのディテール表現に使われることが多い機能です。
そこに塗りつぶし要素を組み込めることで、より豊かで表現力のあるパターンを作成できます。

この方法でできること:

  • シンボル塗りつぶし内に、ベタ塗りやテクスチャを追加する

  • 線描と塗りつぶしを1つのパターンに組み合わせる

  • より多くの視覚情報を1つの塗りつぶしに埋め込むことで、図面を簡素化する


注意点

  • シンボル塗りつぶしのすべての構成要素(追加した塗りつぶしを含む)は、元のペン設定に関わらず、同じ塗りつぶしパターンペンで表示されます。

  • 複雑なパターン(特にカーブや密なジオメトリが含まれる場合)では、塗りつぶしを追加することでファイルサイズが大きくなったり、プロジェクトの再描画が遅くなることがあります。必要なときにのみ使うことをおすすめします。


設定方法

  1.  パターンを描く
    平面図または任意の2Dビューで、[塗りつぶし]ツールや他の2D描画ツールを使い、線・円弧・ホットスポット・塗りつぶしを組み合わせたパターンを作成します。必要に応じて、すべての要素を選択し、グループ化しておきます。
    :RumikoShimo_0-1753483207416.png

     


  2.  パターンをコピーする
    作成したすべての要素(線、円弧、ホットスポット、塗りつぶし)を選択し、クリップボードにコピーします。

  3.  塗りつぶしタイプダイアログを開く
    Archicadで、[オプション] > [属性] > [塗りつぶし] に進みます。

  4. 4. 新しいシンボル塗りつぶしを作成
    [新規] をクリックし、「シンボル塗りつぶし」を選択。シンボル塗りつぶしエディタが開きます。
    RumikoShimo_1-1753483259449.png

     


  5. パターンを貼り付ける
    シンボル塗りつぶしエディタの描画領域に、先ほどコピーしたパターンを貼り付けます。全体のパターンが表示されます。
    例:RumikoShimo_2-1753483352966.png

     

  6. 設定を調整する
    塗りつぶしパターンペンや、スケール、角度などのパラメータを調整します。
    ※すべての要素に同じペンが適用されることに注意してください。

  7. 保存して適用する
    [OK]をクリックして、新しいシンボル塗りつぶしを保存します。
    以後、プロジェクト内の要素に他の塗りつぶしと同様に適用できます。
    例:RumikoShimo_3-1753483391858.png

     

@Laszlo Nagy さん、実用的なヒントを共有いただきありがとうございました! 長年使われているツールでも、まだまだ新しい発見があるという良い例ですね。

▶︎ 元のフォーラム投稿はこちらからご覧いただけます。


あなたが見つけた便利なワークフローやちょっとした工夫も、ぜひ Graphisoft Community に投稿してください。
来月のヒントとして紹介されるかもしれません!

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共同執筆者