2023年9月27日にリリースされたBIMxのアップデートでは、いくつかの新機能が導入されました(BIMx Newsを参照ください).この記事では、BIMxの機能をさらに拡張し、BIMデータをより身近にするインタラクティブラベル機能について説明します。
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インタラクティブラベルの仕組み
これまで、要素連携情報はBIMxの3Dモデルでしか利用できませんでした。インタラクティブラベルにより、Archicad 27からエクスポートされたHyper-modelの2Dレイアウト上でも、BIMデータに簡単にアクセスできるようになりました。
インタラクティブラベルを有効にするトグルスイッチは、BIMx設定の表示メニューにあります:
このトグルスイッチをオンにすると、各レイアウトでラベルがインタラクティブな青い四角形でハイライトされ、ラベルをタップすることで要素に連携した情報にアクセスできるようになります。さらに、要素情報ポップオーバーの左上隅にあるアイコンをクリックすると、2Dから3Dへのアニメーションナビゲータを起動できます。3Dモデルは参照レイアウトを示した状態でBIMx は緑色にハイライトされた連携されている選択要素にズームします:
Archicadでラベルを配置し、BIMxでインタラクティブラベルを取得する方法
インタラクティブラベル機能は、3D要素に関連するラベルにのみ使用できます。ラベルは平面図、断面図、立面図、展開図、およびArchicad 27から発行されたレイアウトに配置された3Dドキュメントビューに配置できます。また、必要なデータをHyper-modelに含めるために、ユーザーは発行セット・プロパティ内で適切な情報セットを選択する必要があります。これを正しく実装する方法については、以下を参照してください。Archicadユーザーガイド BIMx情報セットの設定。
インタラクティブラベルは、発行された3Dモデルに表示されている要素の情報を提供します。
自動テキストラベルとシンボルラベルは、以下のBIMデータに素早くアクセスすることが出来るようにします。
- ファサードの詳細
- 複合構造の詳細
- 構造要素の情報
- タイル、壁仕上げ
- 窓とドアの特性
- 要素分類
- その他にも様々
この新機能はBIMxの機能をさらに拡張し、BIMデータをより身近なものにします。
Archicadのラベルについて詳しくは、こちらのドキュメントを参照してください。Archicadユーザーガイド